ベジタリアンになれれば一番良いのですが野菜だけのメニューでやって行ける自信が無いのです(›_‹)
魚はもしも自分で釣れて、生きてるのを捌けるなら食べても良いと思います
そんな風に真面目に考えだしたのは2013年1月8日(火)に発生した『魚生きてた事件』がキッカケです
スーパーが遠い、物価が安いと言う田舎暮らしにも慣れて来た2013年1月8日(火)
その日も普通に買い物に行ったのです
日によって入る魚が変わる『新鮮市場』は本当に物価が安くて浮かれていたのです…
だってこのお値段ですよ(*ºᴗº*)!!
オコゼが3匹で200円…
マトウダイがこの大きさで200円…
黒イオも2匹で150円✧
しかしこの黒イオが事件を引き起こすのです…
事件と言うほどでもないんでしょうが;;
平戸に来るまで魚を捌く事は日常でそう無かったのですが
この様に魚が丸々1匹売られている事が多いこの地域では魚を捌く機会が格段に多くなりました
ウロコ取りも購入したし魚を捌くのにも慣れて来たこの頃でしたが
順調に魚を捌いていてこの黒イオのウロコを剥いでいたら…
跳ねたんですよ…!!
急に力強く動いて跳ねたんです
恐怖でしたね…
ギャーって叫びました(笑)
これが私が遭遇した『魚生きてた事件』です
それがどうしたと言う人が大半でしょうがまぁ聞いて下さい(笑)
台所の流し台に滑り落ちた黒イオは口をゆっくり動かしていました
何となくゆっくりこっちを見るように目を動かしてもいたように見えました
私はその時ビックリした反動で誰も居ないのに独り言のように「生き物を殺した~…」と泣き言を言いました;;
生まれてからずっとスーパーでしか物を買わなかったから
肉は捌かれて塊になってて当たり前、魚は死んでて当たり前
この白いトレイに乗っかっている物は私の中で動いてはいけない物だったのです
その事をひどく実感しました
私の中でこれらは「物」だった訳です
かつて生きていた者と言う事は知っていたのです
でも、知っていただけだったのです
それがどう言う事か考えもしなかった
私はずっと、誰かが生きている生き物を捌いて既に「物」のようになったそれを「食べ物」としてお金で買っていただけだったのです
「食べ物」は当たり前ですが食べたら自分の体になります
生まれてからずっと「自分になるもの」を良く知りもしないでいたのです
知識はあるのに何1つ知らなかったのです
私がウロコを剥いだ黒イオは台所の流し台の中で
恐れおののいて怯えている愚かな人間にゆっくり目線を動かしながら
目が合った様な気がしました 観察されているような気がしました
この生物は最後に私を見て死んでいくのかと思うと凄く怖かったのです
目の前のこれは「物」では無く「生き物」でした
彼らが生きていた事は知っていたけど、その命に向き合った事は1度も無かった
凄く怖かったのはどうしてか考えたのです
「命」を「殺める」と言う事
そして今まで私が「命」に向き合って来なかった事
自分で獲れず、自分で殺せず、お金で買って食べるなんて卑怯な気がしたのです
その時思い出したのです
私がセキセイインコを飼い始めた小5の頃、鶏肉を食べる事にすごく違和感を感じた事を…
飼っているインコはとても可愛く、その仲間であるニワトリは食べると言うのはおかしいと思ったのです
でも気にしない事にして食べました
食い意地が張っていたためです(笑)
しかし結局台湾に住んでいた時に鶏肉は食べれなりました
キッカケは単純で、「ニワトリを捌く現場を見てしまった」と言うそれだけです
台湾の田舎の方は普通にニワトリがカゴに入れられて売られています
私が見たのは3種類ほどのニワトリがそれぞれ別々の、ひっくり返した丸いカゴに入れられて路上に展示されてる状態で売られてるお肉屋さんでした
私はそれを見て普通に「可愛い~♪」と言って近づいたのです
ペットとして売られているなんて多分思ってませんでしたが、食用として売られているなんて思いもしなかったと思います…多分
その時お客さんがやって来て何羽かニワトリを注文したそうです
私はそれには気付きませんでしたが、後から一緒に居た旦那さん(その時はまだ彼氏(笑)が教えてくれました
お店の人はカゴに近づき、ニワトリの首を掴んで
私に背を向け、私からは見えない角度でニワトリの首を切りました
完全に切り落とした訳ではなく、切込みをいれる、と言った感じで…
その時は何をしているのか見えなかったのですが、バタバタ動くニワトリを銀色の箱に入れる時に
首から血が出てるのが一瞬だけ見えました
箱の中でバタバタ動いていたニワトリはやがて動かなくなり、お店の人がその箱の中から血まみれのニワトリを取り出し、毛をむしる機械にかけました
一部始終をただ呆然と見ていた私に旦那さんが「あの箱の中には窒素が充満していてそれで窒息して死ぬんだ」と言いました
私は呆然としながら「空気中に含まれるほとんどが窒素のはずなのにそれで何で窒息するんだろう…」とおおよそ自分で答えを出せないような事を考えていました
動揺していたんでしょうね(^^);;
その時は何も考えなかったのです
「知識」がある訳ですから「あぁそうだよな…」と思ったのです
ただ動揺していて、混乱していて、何だこれ何だこれって思ってました
その日は何となく鶏肉は食べませんでした
数日間何となく鶏肉を食べない日が続いて
何となくぼんやりとこの事を考える日が続きました
台湾で出会った友達数人と遊んでいた時、「何で鶏肉を食べないんだ」と聞かれ
説明しようと考える内に解ったのです
「食べない」のではなく「食べれない」と言う事にです
鶏肉はニワトリを殺した後に手に入る肉です
その知識があったのに、実際にその現場を見たらショックだったのです
私は私がショックを受けた事もショックだったのです
私は何も解ってなかった、と言う事が解ったからです
お店の人は何故私に背を向け、私に見えないようにニワトリを殺したのか?
私が「可愛い~♪」と言ったのを聞いて、私が何も解っていないと理解したからです
お店の人は「人間」として「ニワトリ」の命に毎日向き合い、毎日自分の手でその命を捌いて食べているのです
私はニワトリの命に1度として向き合えてない事はおろか、このお店の人にそれを露呈してしまったのです
本当に愚かです
たまたま見てしまったから、私は鶏肉が食べれなくなりました
では豚は?牛は?
見てしまったら食べれなくなるのでしょうか?見てなければ食べれるのでしょうか?
米や小麦だってしている事は変わりません
結局私は自分で食べる物を何一つ自分で作れていないわけです
そんな事に今更気付いた訳です
もしも生き物が食べたければ、自分で獲る事が出来て、自分で捌く事が出来るものが
食べる資格があるものだと思います
穀物も同じです
穀物や米は今自給用に植えていて、知り合いにお米を作ってる人もいます
例えば肉は自分で獲るのは無理だと思うんです;;でも魚なら、頑張れば出来るかも知れないと思うのです
実際旦那さんは小さい頃からよく釣りに行って自分で捌いていたそうなので…
しかし
今の現状は、やっぱり私は死んだ魚を捌いてます;;
肉は豚肉をスーパーで買っています
だからまずは肉を買わないようにしたいのです(›_‹)
とりあえず「肉だけ食べない人」になりたいのです
そこで今気になっているのがこのサイトで売られている『まるっきりお肉』と言う商品な訳です
http://www.maisen.co.jp/shopping/oniku/oniku.html
大豆で出来てるなんて素敵✧大豆なら自分で育てられるし、私にも食べる資格はあるのではないかと…
実はこれじゃなくても「大豆ミート」で検索すれば色々出ては来るんですけどね☆
現状肉も魚も使わずに料理をするのは厳しいので、鶏肉以外は普通に買ってます(›_‹)
鶏肉だけはやっぱり食べれません…。
出来れば、肉を食べなくても大丈夫な生活がしたいですね!!
まだまだ修業が必要と思いますが…(汗)
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