2013年5月6日月曜日

ニワトリを動物病院に連れて行った話☆

我が家に3羽居るニワトリさんですが、その内の1羽「しずかちゃん」についてのお話です

いつも元気な3羽ですが、しずかがある日エサを食べずにうずくまる事が多くなりました。
日に日にエサを食べなくなり、頻繁に座り、目を閉じる、またフンが下痢のように水っぽい…

ニワトリのこのような症状を私たちはネットで調べ、まず思った事は「卵がお尻に詰まっているんじゃないか」と言う事です
すぐにしずかを持ち上げお尻を確認した所キレイなものでした

次に疑ったのは「胃袋の上にある『そ嚢(のう)』と言う器官に何か詰まっているんじゃないか?」と言う事です
そこで『そ嚢(のう)』の上から軽くマッサージをし、胃袋に食べ物が流れ込むようにしました

それは見た目効果があった様で、数日後には元気を取り戻しエサを食べ始めました
しかし、数ヶ月経つとまた同じ様な症状に見舞われました

そこでしずかたちを譲って頂いた養鶏所に電話をしました。
「何か有効な方法はありませんか?」と聞くと、「民間療法だけど、人間が飲む胃腸薬を10倍に薄めて、ニラをすり潰した汁と一緒に飲ませると良い」と言う事だったので早速やってみました。

しかし、それらの治療法は全て間違いだと言う事がこの後解ります。
動物病院に行った時先生に聞くと、『そ嚢(のう)』にはそうそう物は詰まらない事、もしも何かが詰まっていたとしたら、すぐに死んでしまいこんなに長くは持たないと言う事でした

ニラはねぎ科の植物です。この民間療法は、雛に近いオスのニワトリにショック療法で用いる事がありますが、基本ねぎ科の植物はニワトリにとって有害で、貧血を起こしやすいので与えてはいけないとの事でした。

原因、それは『老化』でした。

しずかがお腹を壊しているのかと思いましたが、そうではなく、高齢のためもうたまごを産まないしずかの卵管から出てきた体液がフンに混ざって下痢のようになっている事も知りました。

私はとにかくしずかが元気が無い原因を知らなければならないと思い、それがもし病気や怪我なら飼い主としては治療する義務があると思っています(人間特有のエゴに基づいて)

老化はどんな生物にも必ずあり、自然な事です
もしも彼女が苦しんでいるなら安楽死も考えましたが、自然の流れに身を任せ自然に還って行くなら私たちが手を施すことは何もないと理解しました

人間なら最後は暖かい布団に入り、家族が見守る中で温かくゆっくりとその生涯を閉じるのが理想だと思います。
しかしニワトリ(全ての鳥類)の場合はそうではなく、環境を変えられる事がストレスになると言う事でした。
動物病院の先生は、いつもと変わらない生活を続けられて自分のタイミングで息を引き取る、これが鳥類にとって一番良い生き方であり、本望であると言いました。

人間の価値観で勝手に環境を変えてはいけないのですね…
それを聞くまで最後は家の中でゆっくり飼おうと思っていましたが、彼女の好きにさせる事にしました
この先長くないかも知れないその命を精一杯生きて欲しいと思います
ただ、やはり心配ですから、多少の干渉はしてしまいますが…;;

この文章は、もしもニワトリを飼っている方がニワトリの元気が無くなり困っている時に何かの参考になれば良いと思って書きました
だから知りたいであろう大事な部分は黄色字にしました
それ以外は読まなくても良いと思います(^^);;詳しく状況が知りたいと思ったら、メッセージをくれれば知っている事を全てお教えします。

私が書きたい事は他にもう1つあります。それは『田舎における動物病院について』です。
長くなりますので、続きは『ニワトリを動物病院に連れて行った話☆2』にて書こうと思います(*^^*)

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